講談社から2021年9月に刊行された『きみとホームで待ち合わせ』について、作者の神戸遥真さんにうかがいます。
日本YA作家クラブ会員インタビュー第6弾は、会員さんへのアンケートとメールのやりとりをもとに、世話人の梨屋アリエが報告します。最新のYA作品や、みんなが知っているYA作品、YA層に読んで欲しい作品、その他、会員さんの情報としてYA作品以外の本の情報も、発信していきます。掲載順は、会員さんのお仕事のご都合に合わせて。更新は不定期になります。どうぞよろしくお願いします~。 この記事はシェア大歓迎です。拡散のご協力をお願いします。
神戸遥真さんにインタビュー!!
神戸さんは今年、『恋とポテトと夏休み』でおなじみの「恋ポテ」シリーズ(講談社刊)で第45回日本児童文芸家協会賞を受賞されました。今年も、次々と作品を発表されていますね!!
『きみとホームで待ち合わせ』のおおよその対象年齢はどのくらいですか?
(神戸さん)中高生から、かつて十代だった大人までぜひ。
(梨屋)ひと言でいうと、どんな本ですか?
(神戸さん)恋愛×青春×千葉駅のオムニバス恋愛短編集、です!
神戸さんは、恋愛ものの作品が多い印象ですが、陽キャでモテモテだったのでしょうか?(笑)
(神戸さん)学生時代は部活ばっかりやってた部活充でした。
モテなかったのでこんな学生生活を送りたかったっていう願望を込めて書いてます!
この本の執筆のきっかけは?
(神戸さん)担当さんから「千葉が舞台の恋愛ものはどうですか」とご提案いただき、それならいっそ千葉駅を舞台にしようと考えたお話です。千葉駅にある5つのホームと路線それぞれに対応した、恋×青春ストーリーになっています。
(梨屋)執筆中、どんなことをされましたか?
(神戸さん) 舞台になっている西千葉や千葉駅などに取材に行きました。作中に出てくる作草部高校は私の出身校がモデルなのですが、久しぶりに歩いた通学路が懐かしすぎて色んな記憶や黒歴史が蘇ったので、小説のネタにしようと思いました。
執筆用に神戸さんが取材したときの写真 (梨屋が一部を加工)
(梨屋)神戸さんの懐かしい思い出も、今回の作品に詰まっているのですね。
登場人物は、恋愛体質の子たちなのでしょうか?
(神戸さん) 恋愛が軸ではありますが、各話主人公が抱える悩みに向き合うお話にもなっています。中学時代のトラウマ、空気が読めないと言われたこと、兄弟への劣等感など、周囲から見ると些細な悩みでも本人にとっては深刻だったりしますよね。毎話主人公が変わるので、こんな人いたなとかわかるとか思ってもらえたら嬉しいです。
動画(神戸遥真さん作)
最後に、執筆以外の、最近の活動や関心ごとを一言おねがいします。
(神戸さん) 好きなゲームが実写映画化するので毎日そわそわしています。
神戸遥真さんProfile
千葉県出身東京都在住。小説家。 サイト:https://www.kobeharuma.com/ Twitter:@kobe_haruma
その他の近刊
9月『ぼくのまつり縫い 手芸男子と贈る花』 偕成社ノベルフリーク 8月『片想い中の幼なじみと契約結婚してみます。』 メディアワークス文庫 7月『ウソカレ!? ほんとの“カノジョ”になれますか』 集英社みらい文庫
神戸遥真さん、ご協力ありがとうございました。
校正のお仕事経験もある神戸さんには、日本YA作家クラブのニューズレターの創刊号から、いつも校正作業のお手伝いをしていただいてます。 日本YA作家クラブでは年に二回、図書館や学校図書館、読書推進活動をしている団体様向けに、ニューズレターを発行しています。ニューズレターについての情報は、公式サイトをご覧ください。下の図からリンクしています。
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